【万博やるなら夢洲以外で!今なら間に合う!】
莫大な開発費用かつ、軟弱地盤・災害時に逃げ道もない夢洲。
会場決定には、BIE総会(12/1)で承認が必要です。
(オリンピックでいうIOCが、万博ではBIE)
11月中に、BIEに「夢洲から会場変更して」とレターを出しませんか?
トップページの一番上の一番右「CONTACT」から。
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英語が苦手な方は、こちらの翻訳、非常に優秀です。
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「夢洲のような危険な場所で万博を開催すべきではない。集客施設を作ってはならない」
私たちAMネットも、BIE(博覧会国際事務局)へレターを出しました。
2020年11月
特定非営利活動法人 AMネット
BIEご担当者様
平和と友情を築くための万国博覧会の開催に向けてのご尽力に、心から感謝いたします。
私たちAMネットは大阪市を拠点とし、約25年にわたり活動してきたCSOです。
1,夢洲のような危険な場所に、集客施設を作ってはなりません。
今後30年以内に70〜80%の確率で、南海トラフ地震が発生すると言われています。
夢洲は、埋立途中の軟弱地盤であるばかりか、島へのアクセスは橋とトンネルの2つだけです。
津波・高潮がくれば、トンネル・橋ともに閉鎖され、逃げることもできません。
島を渡れたとしても、隣接地域も液状化や津波による浸水などの危険性が指摘されています。
隣接地域に住む約33万人の住民ほぼ全員が避難者になると、南海トラフ巨大地震災害対策等検討部会で明らかになっています。
その結果、最大28万人/日と想定される万博への来場者と住民で、避難所を取り合うことになるでしょう。
2,通常の万博開催時も、夢洲へのアクセスが不足している。
大阪港で唯一、大型コンテナ船が着岸できるのが夢洲です。
関西の物流の拠点である夢洲は、すでに周辺道路は渋滞しています。
また、万博来場者のピーク予想の朝8時台は、物流だけでなく、出勤・通学のピークとも重なります。
3,夢洲会場での万博開催は、BIE総会決議違反の可能性があります。
1994年第115回BIE総会決議をBIEは重視すると、私たちは理解しています。
決議には
“人類の知識の向上および相互理解並びに国際協力への貢献を 本質的に目的とする”
“会場の立地条件と跡地利用計画については、自然環境の保全にどのような考慮が払われるか”
“不動産開発の質”といったものが挙げられています。
しかし夢洲で開催すれば、
・埋め立て可能な海面は、わずかしか残っていない。希少な埋立地である、ごみの最終処分地、夢洲を、土砂で埋め立てる。
・工期が短く、圧密沈下の期間が不足のため、軟弱地盤。
・緑が少ない大阪の、貴重な生物多様性ホットスポット夢洲の自然を壊す。
・跡地利用の計画は、IRカジノおよび、スマートシティ。
スマートシティは、環境・健康への懸念だけでなく、万博を口実に、必要な住民合意も省略される可能性が大きい。
これらが、大阪万博のレガシーと許容されるでしょうか。
4,夢洲会場では、SDGs達成から遠のきます。
BIE総会決議にある通り「すべての博覧会は、現代社会の今日的なテーマを持たなくてはならない」ことから、大阪・関西万博がSDGs達成を目的とし開催されると認識します。
しかし、夢洲が会場では、万博開催によりSDGs達成から遠のきます。
このままでは、「なぜ夢洲会場を承認したか」、BIEも説明責任を問われることになりかねません。
問題点が未解決のまま、承認してよいのでしょうか。
夢洲開発による巨額な費用も、多くが大阪市民の負担であり、将来に禍根を残します。
BIE総会決議を踏まえ、長い歴史をもつ万博の原点に立ち返った真摯な再検討、賢明な判断を求めます。
<参考リンク>
1994 年 BIE 総会決議
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00207317/shiryou_2sankou1and2.pdf
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00221998/sawada2_biesoukai.pdf
BIEの審査視点等
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00221998/2_biesinsasiten.pdf
国際博覧会の歴史
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00221998/sawada1_rekishi.pdf
2025年万博基本構想検討会議
http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/kokusaihakurankai/banpakukihonkaigi.html