2009年10月22日

「世界手洗いの日」に考えたこと


 昨年、10月15日が「世界手洗いの日」として定められ、今年10月15日には日本ユニセフ協会などが中心となって「世界手洗いの日」の啓蒙のためのイベントが各地で行なわれました。当日、そのうちの1つ、キッザニア甲子園(兵庫県)のイベントに仕事で取材に行きました。 


 世界では年間880万人もの子供たちが予防可能な病気が原因で命を落としていると言われています。不衛生な環境の中で生活している人はまだまだ多く、特に体力、抵抗力の弱い子供たちがそのせいで命を落とすことが多いのです。


 それでも正しい手洗いが行なわれれば毎年100万人もの子供の命が救われると言います。手洗いによって感染症などがある程度防げるというのは、現在の新型インフルエンザの予防で手洗いが奨励されていることからも明白です。


 ただ、元々そういう不衛生な環境に生きる人たちの多くが、衛生的な水へのアクセスが困難であるという現実を思うと、手洗いの普及もさることながら、衛生的な環境や水をどうやって世界の国や地域、そしてそこに住む人々が確保できるように出来るのかが重要であると、今さらながら考えてしまいました。(W)


世界手洗いの日のイベント.jpg


(若間泰徳)


posted by AMnet at 20:14| スタッフのつぶやき(若間) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする