今、ジュネーブでWTO閣僚会議の一日目が開催されています(12月1日)。
現在、全体会議が開かれており、これについては、ウェブサイトでライブ中継されています。
実は、NGOは、全体会合への参加人数が制限されているので、会場には入れず、また、ときどき、フランス語やスペイン語などでしゃべる方がおられるので、英語の通訳がついているウェブサイトを見ています。たぶん、録画されて、何日間は見られるようになっていると思います。英語とかですが・・・。
http://gaia.world-television.com/wto/20091130/plenary_session/min09_webcast_e.htm
デモのこととかがニュースになっているようですが、暴徒は特定の集団(「資本主義に死を」など)で、そのおかげで、平和的にデモを行っていた人々が警察からの報復を受けるという事態も起きています。もしや警察と、ツルンでいるんじゃないのかと疑いたくなるタイミングの良さなんだそうです。彼らがWTOへのデモのイメージを作ってしまうという意味でも、迷惑千番という意見も出ておりました。
どうしてもメディアは、そちらを撮りたがりますが、一緒にされるのは困りものです。
私が参加しているOur World Is Not For Sale(私たちの世界は売り物ではない)というネットワークのコア・メッセージは、「WTO Turn Around」で、これは、シアトルのときから続く、「No New Round, Turn Around」と同じで、方向転換すべしというものです。とりあえずは、ドーハ自由化交渉を一旦打ち切り、途上国の発展支援のためとして開始したドーハ開発アジェンダのあり方を見直すことから始める必要があるのではないでしょうか?
AMネット理事
川上豊幸
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