2010年02月18日

椎茸栽培の木を切り出しに


 先日、兵庫県丹波市にある中山間地の村を訪れました。近くに友人が住んでいることもあって、そこを足がかりにして地方の生活や農村部の実情などについて知る機会を増やすことを昨年来心がけています。
 今回も友人宅の近くの村の人たちと交流できる機会が持てるということで、土日の休みを利用して丹波市の笛路村というところに行ってきました。

 この村は、農家が10数軒という山間部にある小さな村で、都市部住民との交流を通じて村の活性化に取り組んでいるのだそうです。

 当日は雪が残る中雪、近くの山林に入って、椎茸栽培に使う木を切り出しに行きました。村の人は10人程度、京阪神地区の都市部から来たサポーターは20人くらいで、いくつかの班に分かれて作業を行いました。

木の切り出し1.jpg 木の切り出し2.jpg

 椎茸栽培は、山に生えているコナラやクヌギなどの木を切り出して、それを適当な大きさに切り、ドリルなどで穴をあけて、そこに椎茸の菌を埋め込む、そしてその菌を埋め込んだ原木を、椎茸の成長に適した環境に置いておく、するとやがて立派な椎茸ができるそうです。たしか菌を植えてから2年くらいはかかるという話でしたが、集まりの前に村の人に頂いた椎茸はすごく肉厚で美味しい椎茸でした手(チョキ)

しいたけ.jpg

 AMネットは、経済のグローバル化という大きな問題を扱っているNGOですが、世界の動きを注視する一方で、人の暮らし、生活、仕事、環境など身近なところへの目線を大事にしています。というわけで、自分としても単に知識を増やすだけでなく、AMネットでいうところの現場感覚を大切にしつつ、問題に取り組んでいけたらと考えています。

 次回、また3月にこの村では都会からのサポーターを呼んで、先日切り出した原木に椎茸の菌を埋め込む作業などを行なうそうです。その際にまた行ってみようと思っています。

(若間)


posted by AMnet at 21:36| スタッフのつぶやき(若間) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする