2010年04月06日

丹波篠山で地元の人との交流会に参加


 3月下旬に兵庫県篠山市の瀬利地区という所に行き、地元の人との交流会に参加してきました。


篠山市瀬利地区.jpg



 篠山市は、大阪市内から高速を使えば1時間余りで行ける所ですが、地方都市ではよくある人口減少に陥っていて、限界集落化しつつある地域も少なくないと言います。


 この日訪れた瀬利地区やその周辺もそうした典型的な地方の中山間地でした。








 地元の人に話を聞くと、この瀬利地区やその周辺地域は限界集落化しており、今年はこの地域で小学生になるのはたった1人にまで減ってしまい、いずれは地元の小学校は統廃合されてしまう恐れもある。また、今までずっと続いてきた地域の祭りも参加者が減ってきて、今年で最後になりそうだ等々、地域としての活動が維持できなくなってきている現状、そういった話などをいろいろと聞きました。


交流会.jpg



 同じく2月と3月に訪れた篠山市のお隣の丹波市の小さな集落も過疎化が進んでいる所で、都会から農作業などのサポーターを募ったり、移住者を受け入れているということでした。


 こうした中山間地が過疎化や限界集落化してきた背景には、農業や林業など、地域の産業が衰退したてきた事が大きな要因だと、地元の人は言います。それがどのような経緯で広がってきたのか、そのへんのところをAMネットでは経済のグローバル化における問題として注視してきたわけで、自分も知識としては一通りのことは知っていました。しかし、実際に地元の人に直接そういった話を聞くと、その重みやその事の切実さがよく伝わってきます。


 現場感覚の大切さは、こうしたところにあるように思います。


また、いろいろな話を聞いてきてAMネットの学習会にでも還元できればと考えています。


若間


posted by AMnet at 23:03| スタッフのつぶやき(若間) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする