2015年06月01日

流域を歩く 京街道【伏見宿と十石舟】報告

京街道を歩く第2弾。
観光地で知られる伏見宿を、ちょっとAMネット的な視点で歩いてきました。

案内人は、カッパ研究会の鈴木さん。
水のことなら何でもござれ、毎年のように水に関する本も出版されています。
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京街道なのに、なんで水の専門家?と思われるかもしれませんが、今日の街あるきもやっぱり水・流域・舟運はキーワード。ご存じのように、美味しい水とお酒で知られる伏見。加えて、秀吉によって港が整備された伏見港は、京都大阪を結ぶ重要な淀川水運ネットワークの中で重要な地位を占めていました。

十石舟

まずは中書島駅を出発し、長建寺で名水の閼伽水を試飲。硬度は70〜80と普通より高いそうですが、飲んでみると柔らかくふくよかで、ぜんぜんくせのない味。さすが名水の一つです。
そこから歩いてすぐ、宇治川派流の十石舟に乗りました。
十石舟は20人乗れば満席という小さな舟です。昔は酒や米の物流に欠かせなかった舟運も、今はトラックなどの陸運に代わってしまいました。十石舟から見る風景は、さわやかな風の中、川沿いの桜や柳の緑が美しくとってもステキ。途中、月桂冠の大倉記念館や坂本竜馬ゆかりの寺田屋を通ります。それにしても、川幅がこんなに狭いんだなあ、と思っていたら、昔はもっと広かったらしい。そして、宇治川との合流地点の三栖閘門へ。DSC_2030.JPG

三栖閘門

豪川と宇治川を結ぶ閘門です。今も現役かと思えるほどきれいな建築ですが、すでに50年も前から稼働していないとか。輸送は川から陸に変わり、船の需要が減ってお役ご免になったそうです。説明員の方の、立て板に水のお話はとっても面白く、閘門の模型も必見です。

月桂冠大倉記念館
黄桜カッパカントリー


いよいよ、酒造りの本場へ。大倉記念館は、昔の酒造りの建物そのまま。酒造りの工程や歴史を知るとともに、利き酒も。やっぱり日本酒は美味しい〜〜
月桂冠には、さかみづ。
黄桜には、伏水。
どちらも、同じくふくよかで優しい味の水でした。違いは、、、よーわからず。。
案内人の鈴木さんによれば、成分や硬度の違いはあっても、水の味は感じる人の感性それぞれ。それぞれが好きな味を楽しめばいいそうです、な〜るほど。
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御香宮神社

最後は、御香宮(ごこうのみや)神社へ。御香水(ごこうすい)という名水があり、1200年の歴史を誇る由緒正しい大きな敷地の神社です。その大きさと荘厳さも驚きですが、そのすぐ隣には、古い日本建築のキリスト教系の幼稚園が〜。宗教の違いなどなんのその、なんだかほっとするような風景でした。
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この辺はかつて鳥羽伏見の戦いで激戦のあったところ。近くには、格子戸に当時の弾痕が残っていて、当時の戦闘のすさまじさが肌で感じられました。
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白菊水

最後は懇親会の会場へ〜。会場の「鳥せい」さんのすぐ横には、今日最後の名水「白菊水」。行きも帰りも、誰かが水を汲んでいて、なかなか空きません。人気の水場なんですね。
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今回の参加者は、19人!
京都、大阪、神戸、奈良など関西近辺だけでなく、名古屋からの参加者もあり、多彩な楽しいメンバーとなりました。初めて参加の方もあり、それぞれの視点で楽しんでいただけたようです。

資料を準備し、丁寧に説明してくださった鈴木さん、
十石舟の船頭さん、三栖閘門で説明してくださった職員さん、
主催側の不手際を、さらりとかわして楽しみながらご一緒くださった参加者の皆さん、
ありがとうございました!

AMネットの「流域を歩く、京街道」の次の企画は、淀川をもう少し下って、八軒家から京橋口あたりを歩きます。詳細はホームページ、ブログ、フェイスブックなどでお知らせします。
どうぞご期待くださ〜い。

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