2015年12月16日

流域を歩く 京街道【淀川の水運とともに 京橋・高麗橋と街道筋商店街の変遷】(11/28)報告

京街道を歩く第3弾。
11/28に、野江・京橋から、京街道の大阪側の起点だった高麗橋まで歩いてきました。
高麗橋は、12あった公儀橋のひとつで、かつてその周辺には豪商の店舗が立ち並び、日本第一の商都・大坂の富が集中する、まさに大坂の心臓部だった場所。大坂は天下の台所として、物流ネットワークの拠点となり淀川水運、太平洋の海運ネットワーク(樽廻船)と日本海の海運ネットワーク(北前船)により栄えていました。NHKの朝のドラマ「あさが来た」は、まさにここが舞台。「あさ」や「はつ」が育った場所を見るのも楽しみです〜。野江の道標.jpg

まずは、野江内代駅を出発。すぐに京街道の道標があります。昔の街道筋を想像しながら古い街並みを抜けると、野江国堂筋商店街。大きな店舗におされてシャッターが下りている店舗も多いですが、長年営業している和菓子屋さんや昭和の香り漂うお店も。以前は同じ通りに「旭国堂筋商店街」もあって栄えていたそうですが、すでに取り壊され、阪急オアシスが営業しています。

そこを抜けて、野江水神社から榎並地蔵へ。このあたりは、昔は榎並川が流れ、水害も多かったため、こうした神社や祠が作られたそうです。今も、地元の方たちに大切に守られています。

野江水神社.jpg   榎並地蔵.JPG

さあ、そろそろ京橋に到着。京橋商店街は、かつての京街道の入り口に立地する、歴史と伝統ある商店街。終戦間際の8/14に空襲を受けて廃墟となり、そこからスタートして現在の商店街を築きました。

京橋中央商店街振興組合の会長さんにお話を伺うことができました。街づくりに欠かせない商店街の存在ですが、最近は大きなスーパーやチェーン店に押されて都会ではすっかり少なくなりました。と思っていたけれど、ここ京橋では地域密着型の商店街をめざして、さまざまなイベントにも力を入れ、また起業してお店を
出す若者たちの支援にも取り組んでいるそうです。商店街を盛り上げて、地域住民みんなが集える街づくりを進める、とってもアクティブなお話に、聞いている側からも質問がいっぱいで、すっかり時間オーバー。会長さん、ありがとうございました〜
京橋商店街.jpg   商店街のお話し.jpg

お昼は、会長さんに教えてもらった美味しいタイ料理。
タイ料理屋さん.jpg

京橋商店街を後に、高麗橋へ。京橋の京阪モール近くに、今も道標が建っています。場所はちょっと移動されたみたい?!ですね。
京橋道標.jpg

途中の野田橋址も見ながら進むと、川べりに川魚市場の碑があります。淀川でとれた川魚を商っていた市場の址で、昔の繁栄がしのばれます。
京橋川魚市場の看板.jpg

車の行きかう大道路を歩いていると、側道を入ったところにいきなり大きな階段が!いよいよ八軒家の船着き場跡。この長くて広い階段は、昔ここまで川が来ていて、荷の積み下ろしをした所だそうです。何の気なしに歩いている街の中に、こういう場所が残っているんですね。八軒家船着き場址.jpg

そして、とうとう高麗橋へ。
すぐ近くには、「あさが来た」の舞台になった天王寺屋さんのことが書かれた説明書きの看板もありました。
高麗橋.jpg
さらに、川の駅「はちけんや」へ。
ここは、最近作られたところで、天満橋からほど近くの淀川べりに建設されています。昔は、豪商たちがこのような場を設けて、淀川の水運を利用し、みごとな物流ネットワークを形成して活気ある街だったことがよくわかります。大阪の繁栄は淀川の水運なくしては語れない、改めて思った一日となりました。
参加くださった皆さん、どうもありがとうございました。はちけんや.jpg

AMネットの「流域を歩く、京街道」の次の企画は、守口あたりを検討中です。
詳細はホームページ、ブログ、フェイスブックなどでお知らせします。
暖かくなってから実施しますので、どうぞご期待くださ〜い。

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posted by AMnet at 16:48 | TrackBack(0) | AMネット主催イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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