RCEPの内容は、保秘契約がないと言われるにもかかわらず、TPP以上に「まったく不明」の秘密交渉です。
2/27〜3/3、RCEP交渉会合が神戸で開催されますが、いまだ外務省HPには、昨年末開催された第16回会合も、今月末だというのに、神戸の第17回会合開催すら、何も記載されていません。
外務省RCEPのページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/fta/j-eacepia/
<参考>2017年2月1日時点の当該ページのスクショ

2017年2月27日〜3月3日で、第17回RCEP交渉会合が、神戸国際会議場で開催されます。
これまでの交渉会合でのリークなどによって、TPP同様、幅広い分野が対象であり、
・ISDSが含まれる
・TPPと同水準の強い基準の医薬品の知的財産権を、日韓政府が求めている
ことなどがわかってきました。
RCEPは、
ASEAN10か国(ブルネイ,カンボジア,インドネシア,ラオス,マレーシア,ミャンマー,フィリピン,シンガポール,タイ,ベトナム)
+6か国(日本,中国,韓国,オーストラリア,ニュージーランド,インド)
が参加する人口約34億人(世界全体の約半分),GDP約20兆ドル(世界全体の約3割),貿易総額10兆ドル(世界全体の約3割)を占める広域経済圏となります。
先進国〜開発途上国だけでなく、ミャンマー、ラオス、カンボジアなど、日本の多くの国際協力NGOが支援する後発開発途上国(LDC)も含まれています。
これまで「TPPで私たちの生活が壊れる」懸念を主張してきましたが、
RCEPでは、日本企業がISDS条項を使って、日本のNGOが支援を行う国々がとして訴えられる、そんなことが起こりえるようになってしまいます。
私たちは被害者でもあり、加害者になる懸念があります。
しかし、RCEPがどういったものなのか、判断できるほどの情報を持ち得ていません。
まずは、情報公開と市民参加が必要です。
アジア太平洋資料センター(PARC)さんが中心となり、今、動き出そうとしています。
交渉会合中、私たちAMネットも動きます。(2/26(日)午後に学習会を開催予定)
今後の情報、要チェックです!
■RCEPに対する国際市民会議(略称:PECRペクル)
http://rcepinfojp.blogspot.jp/