2012年07月11日

「所秀雄さん生誕94周年記念学習会」に参加しました!

はじめまして、今年度から事務局スタッフになりました澤口(さわぐち)です。
普段は「偽百姓」というNGOで活動しています。
どうぞよろしくお願いします^^


去る6月30日、「所秀雄さん生誕94周年記念学習会」ということで、AMネット理事・神田さんの住む岐阜県不破郡は垂井町へむかいました。
所秀雄さんはこの垂井町で生まれ、旧農林省のお役人として農地改革に関与、在アメリカ日本大使館での勤務を経て退職、実業家として「近代養鶏の父」と呼ばれるほどの功績を遺され、その後垂井町を拠点に市民活動に従事、長良川河口堰の問題や垂井町の合併問題などに関わられました。
残念ながら2007年にお亡くなりになったのですが、翌08年の「生誕90周年記念学習会」から毎年こうして学習会を開かれています。
今回は「所秀雄さんに学ぶ“原発の止め方、なくし方”」というタイトルで開催されました。


午前中の第一部では、NPO法人「アジア太平洋資料センター」作成の映画「原発、ホンマかいな?」を観ました。
原子力発電所を巡るウソや知られていないことを分かり易く解説したこちらの作品。
「核燃料サイクル」や原発を巡る「カネ」の話など、難しい話題もイラストや図表を交えながら説明されるので、今まであまり深く学習してこなかった方にもおすすめです。

そして午後の第二部は講演会。
一人目は「低線量」内部被曝による健康障害の第一人者、岐阜環境医学研究所所長の松井英介氏。
(ご著書もサイン入りで購入させていただきました。)
低線量被曝や内部被曝の問題については、瓦礫の拡散問題も相まって全国的に非常に興味のある分野だと思います。
が、この分野は非常に難しく、政府や大手マスメディアも大きく扱ってはいません。
僕自身もまだまだ勉強不足なので、しっかり勉強しなければ・・・と思う次第です。

また、松井さんは除染活動における無防備さに触れ、これでは「撒染」あるいは「移染」になってしまい、新たな内部被曝源となっている、と指摘されました。
そして今年四月に改定になった食品の新基準値(セシウム137)についても触れ、米と牛肉の基準値については九月まで、大豆は年内500Bq/kgのままになっているのがもんだいであると指摘されています。


続いては「電気をカエル計画」の石井伸弘氏。
原発再稼動の根拠とされている(あくまで電力会社が言っているだけで、事実はそうは言っていないのですが)「電力不足」は簡単で“儲かる”取り組み=電気(蛍光灯、エアコンなど)を換えることで簡単に節電できちゃうんだよ、ということをわかりやすくお話しいただきました。


そして最後は「未来につなげる・東海ネット」の相原太郎氏。
同会では市民による放射能測定センター「C−ラボ」を設立、食品汚染について、市民自らが調べられる環境を作っています。



その後休憩をはさんで第三部、ワークショップ。
小グループに分かれ、今回の表題となっている「原発を止めるためには」というテーマで話し合いました。
なぜか突然一つのグループのファシリテーターを任されるという驚きの事態に遭いましたが^^;
でもまぁ、皆さんそれぞれが非常に意識高く考え、発言しておられたので僕がすべきこともほとんどありませんでしたが(笑
再稼動に反対しない議員にお願いのFAXを送る、C−ラボに参加する、など様々な意見が出てきて面白かったです。





その夜は友人宅に泊めていただき、翌日は神田さんご家族と一緒に揖斐川流域ツアーへ。
あいにくのお天気、というかはっきり言って豪雨レベルでしたが、揖斐川上流に位置する徳山ダムまで連れて行っていただきました。
徳山ダムと言えば、平成に完成した“日本一のダム”。
映画「水になった村」としても有名な場所です。
0damu.jpg

初めて訪れましたが、その大きさと、そこに沈んだ村のこと、そして住んでいた人々の写真などの展示を見て、胸につまされるものがありました。
国策によって住む場所を奪われた人と、その前後の暮らし。
それはまさしく原発とそっくりであり、1月の水俣に引き続いて、私たちが暮らすこの社会の「構造」というものの存在を改めて垣間見ることができました。

そして徳山村と言えばこの方、増山たづえさん。
ダムを見下ろす徳山会館に展示されている写真や記事は、本当に考えさせられるものばかりでした。
特に「干柿の下で二人仲良く」という写真が素敵でした。

加えて、会館で働かれている地元の方からお話を伺うこともできました。
徳山村がどういう場所だったか、その後現在はどうなっているかなど、地元の人ならではのお話をたくさん聞かせていただきました。


その他、揖斐川上流にある研修施設「樹庵」や垂井に戻っての「春日養蜂場」、そして夜に参加させてもらった「県民版長期構想づくり県民会議」など、とても勉強になり、とても楽しい2日間でした。


これまで学習会の準備なども重なって大変だったあとで、ホッと一息どころか丸一日お付き合いいただいた神田さんには感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました!
posted by AMnet at 16:41 | TrackBack(0) | スタッフのつぶやき(澤口) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする