2月22日(火)に博報堂関西支社で行なわれた「実践!広報力アップ〜プロからノウハウを学ぶ〜」研修に事務局スタッフ1名とともに参加してきました。
主催は関西NGO協議会と国際協力機構(JICA)、株式会社博報堂の協力です。
広報の定義は、「対話・つながりのために団体が行うコミュニケーション活動」。
相手を知ることと、理解することが大切であり、
活動報告と支援者の声のバランスをとることを考えるべき、ということです。
↑研修の様子。20名ほどのNGOスタッフが参加しました。
最近の世の中では社会貢献や国際協力への関心が高まりつつあり、
そうした人々のニーズをいかに把握し、
魅力的なコミュニケーションを行なうべきかを考えました。
例えば、
1.自団体のメディア(パンフレットやポスター、ウェブサイト)
2. 広告メディア(新聞、雑誌広告)
3 評判メディア(マスコミからのパブリシティ)
のトリプルメディアをうまく使い分けると効果的だそうです。
次に、「自団体を的確に紹介する映像を作る」ワークショップがありました。
コンテンツ制作論として各団体のプレゼンテーションを行ない、AMネットから堀内がプレゼンしました。
博報堂の方からは、
「誰に向けてのものかを明確に認識し、相手にメリットを提示するように」
「相手の顔をイメージして、見た人との関係を持ちやすいように」
とのアドバイスをいただきました。
他団体に対しても、
「見る人がどんな印象を持つかを考えて、客観的な視点を持つこと」
「写真を使用する場合は視線がこちらに向いているものを使う等、主観的な写真の利用を心がける」
「映像の中に文章を入れる」
「名前の出し方を工夫する」
というアドバイスがあり、
“わかりやすい”、“主観を持たせる”、“名前を覚えてもらう”ことが重要なようです。
休憩を挟んで、博報堂の中野民夫さんによるワークショップです。
今回のテーマは「関西NGO合同キャンペーン『地球の未来にいっちょかみ。』の目玉を考える」です。
関西のNGOが合同で取り組んでいるキャンペーンをみんなでいかに魅力的にするかを考えました。
ひとつの団体ではなく、みんなが集まるからこそできることを考えようというワークショップです。
中野さんが昨年アメリカのNGOを訪問したとき、こんな標語を聞いたそうです。
"What We Can Do Together That We Cannot Do Alone"
(一人ではできないことでも、一緒にならできる)
ワークショップの手始めに、先ほどの各団体のプレゼンテーションを聞いて、
その団体が持つ価値や特徴、その団体ならではの存在意義と思われるものを各自書き出しました。
研修参加者はAMネットの何を特徴だと思っているのか・・・以下の写真をご覧ください。
さて、関西のNGOが合同で何ができるかというアイディアを出した結果、スタッフ間の交流、インターンの交換、ボーリング大会などの親睦会、同じ分野/国を対象にしている団体での共同キャンペーン、一団体の負担をそれほど上げることなく長期的なキャンペーンを行なえる、互いの教材の交換、講師を相互に派遣する、などの意見が出ました。
↑ワークショップの様子
↑最後にグループごとに出た意見を発表しました。
広報の力の入れどころを再確認したり(プレスリリースやチラシなどアナログメディアとSNSなどのソーシャルメディアを上手く使い分けるなど)、他団体のスタッフと交流することができ、有意義な会でした。
関西NGO協議会の奥谷さん、JICA地球ひろばの山崎さん、博報堂の中野さんはじめみなさま、ありがとうございました。
(AMネット事務局長・堀内あおい)
posted by AMnet at 11:13|
スタッフのつぶやき(堀内)
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