2010年07月26日

【報告】国連の水と衛生に関する独立専門家訪問


7月25日(日)、天神祭で賑わう大阪・扇町にて、国連の水と衛生に関する独立専門家と意見交換会を開催しました。


100725.png



AMネットはヒューライツ大阪大阪市水道労働組合と連携して対応しました。


独立専門家のカタリナさんの立場は、水と衛生を確保することは人権問題であり、政府はそれを果たす義務と責任があるということ、そして懸念の水道事業に関しては、人権が守られることが大前提であり、そのためには公営か私営かという議論には中立的である、とのことです。


日本政府が進める水ビジネス輸出や水道私営化の動きへの懸念と、市民の水道事業参加を保障すべきと伝えると、おおむね賛同してくれました。


今回の調査結果は報告書にまとめられ、9月の国連・人権委員会で報告されます。日本政府にも提言として提出されるので、市民社会の意見をぜひ聞きたいとのことでした。


一部報道では日本政府が招いたとなっていますが、独立専門家自ら日本訪問を決意したようです。というのも、日本は水と衛生分野において世界一の援助国であるにも関わらずもっとも非効率的な援助を行なっていることを調査したかったから、ということです。


7月28日に東京で行なわれる記者会見が楽しみです。


<追記:記者会見は7月28日午後3時より、東京の国連広報センター(国連大学本部ビル8階) にて行なわれます。>


堀内あおい

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2010年07月25日

【7/20-28】国連・水と衛生に関する独立専門家が来日中です


7月20日から国際連合の水と衛生に関する独立専門家が来日し、日本における水と衛生に関わる人権問題について調査を開始しています。

調査結果は国連の人権理事会で報告されます。

AMネットとしても、合流式下水道の問題や貧困層への水供給など、ヒューライツ大阪や大阪市水道労働組合と連携して独立専門家にお話する予定です。

以下、東京でも意見交換会が実施されますので、ご関心のある方はぜひご出席ください。

なお、現在、国連総会にてボリビア政府によって「水と衛生への人権」決議が提案されています。日本政府にこの決議に賛同するよう、以下のサイトからメールを送ることができます。

http://www.blueplanetproject.net/RightToWater/7days-action.html


堀内あおい


----------以下、翻訳文です------------


国連の水と衛生に関する独立専門家が日本政府の招待により7月20日から28日まで日本を訪れます。

今回のミッションは日本が水と衛生に関する権利をどのように実現しているかを調査することです。

国内においては、アクセスできるかどうか、許容可能かどうか、廉価であるかどうか、入手可能であるかどうか、そして安全であるかどうかなど、水と衛生に関わる権利のすべての側面に特別な注意を必要とします。

私たちが水は人権であると言うとき、それは飲み水や個人的な健康を含む個人・家庭内での水使用を意味します。人権としての衛生とは、個人的な衛生はもちろん、人間の健康や尊厳を保障するための汚染物の排出も含まれます。ある特定の集団(住居のない人々、少数者集団など)を差別せず、またそうした集団が水と衛生セクターに参加したり責任を持ったりするという点にも特別な注意を払う必要があります。

独立専門家は、水の保全、汚水処理、環境保護(特に、飲料水の水源に関して)などの実践とその持続可能性に大きな関心を示しています。独立専門家はこれらのトピックスに関して良い実践を集め、日本がこれらの分野で直面している主要な課題を理解したいと思っています。水と衛生分野の国際開発事業に関する意見交換は日本政府とも行なわれます。

独立専門家は日本でのミッションについて国連人権理事会で報告します。

このEメールで、独立専門家のミッションについてお知らせするための市民社会および研究者との会合へ招待いたします。

独立専門家は、水と衛生に関して活動している人々や人権に関する活動家、特定集団の人々について関心を寄せている人々など、多様なグループの人々と会見することを望んでいます。日本でのもっとも包括的な状況と、開発援助政策について理解するためです。

会合は、7月27日の午前9時から11時30分まで、青山学院大学15309教室で開催されます。
「Gaucher Memorial Hall」と呼ばれる15号館の3階です。会合には通訳が同席します。

私はすでに何人かとコンタクトをとっており、参加申込もいただいております(時間が11時30分までに変更になりました)。

もし、この会合に興味があり、参加したいと思うのでしたら、あなたの名前と団体名をお知らせください。大学に提出する参加者リストを作成します。また、関心のある人々へこのメッセージをぜひ共有してください。

では東京でお会いしましょう。

ルシンダ・オハンロン
Special Procedures Division / OHCHR
Palais Wilson, Office 3-080
tel: +41 22 917 9679
email: lohanlon@ohchr.org


---------以下、原文です-----------
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2010年07月17日

【報告】途上国に押し付けられた水の私営化と抵抗する民衆


7月16日(金)、滋賀県の草津市立まちづくりセンターで「途上国に押し付けられた水の私営化と抵抗する民衆」と題した講演を依頼されました。


20100716.jpg


< ↑ 緑のカーテンが素敵なまちづくりセンター >


主催はジュビリー滋賀。ジュビリーネットワークのひとつとして、滋賀県で活発に活動されています。ジュビリーとは、第三世界諸国の不当な債務(借金)の帳消しを求める運動で、日本各地にジュビリー団体があります(ジュビリー関西ジュビリー九州など)。


まず、参加者の方に「水問題と聞いて何を思い浮かべますか?」と尋ねたところ、

・ペットボトルの水を外国企業が高値で売っていること
・中国資本が日本の森や水源地を買収しようとしていること
・四国では水不足の話をよく聞くが、最近の豪雨のように水が多くあることで洪水などの被害も水問題なのでは

などの意見がでました。
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posted by AMnet at 13:35| 水の私営化問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月27日

水問題を扱う映像作品の紹介


(1)

今年2月に行なわれたRPWセミナーinブリュッセル時に収録されたのが以下の5本です。

ボリビアの水戦争から10年という節目に、世界各地で盛り上がりを見せる「公共の水を取り戻す」キャンペーンに関わったメンバーのインタビューとラウンドテーブルです。

Reclaiming public water 10 years after the 'Water War' (short version)
http://tni.org/multimedia/reclaiming-public-water-10-years-after-water-war-short-version

Failure of water privatisation in Tanzania
http://tni.org/multimedia/failure-water-privatisation-tanzania

The struggle for water in China
http://tni.org/multimedia/struggle-water-china

Alternatives to water privatisation in the Philippines
http://tni.org/multimedia/alternatives-water-privatisation-philippines

Water provision in Tamil Nadu
http://tni.org/multimedia/water-provision-tamil-nadu


(2)

インド・Tamil Naduでの会議およびフィールドトリップ(2008年9月)の映像です。
http://tni.org/multimedia/writing-water


(3)

ドキュメンタリー映画「FLOW: For the Love of Water」のトレーラーです。
http://www.flowthefilm.com/trailer


(4)

アメリカのNGO「Food and Water Watch」が作成した"The Story of Bottled Water" (2010)
http://www.youtube.com/watch?v=Se12y9hSOM0&feature=player_embedded

学生映像コンテストの最優秀作品
My Winning Video for Take Back the Tap!
http://www.youtube.com/watch?v=oVusJLaiWdo

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2010年04月21日

【5/7追記】「公共の水を取り戻すネットワーク」グローバル戦略セミナー報告

「公共の水を取り戻すネットワーク」グローバル戦略セミナー参加報告


堀内葵(AMネット事務局長)


2010年2月1日から3日にかけて、「公共の水を取り戻す(RPW)ネットワーク」が主催したグローバル戦略セミナーのために、80人近いコミュニティー活動家、公共水道事業者、労働組合員が30カ国からブリュッセル(ベルギー)に集まりました。日本からは全日本水道労働組合近畿東海地方本部書記長の辻谷貴文氏とAMネットの堀内が参加しました。


RPWネットワークは「水を公共の手に」を合言葉に2005年秋に創設されたネットワークです。今回のセミナーは、民主化や事業者同士および他セクターとの恊働(パブリック・パブリック・パートナーシップ、公公連携)によって公営水道の役割を強化するために必要な知識共有の場です。中でも、研究やキャンペーン、次の共同作業のステップの戦略について重点的に議論されました。すでに加速的に進んでいる水危機をさらに悪化させている気候変動の影響もテーマに含まれていました。





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posted by AMnet at 15:06| 水の私営化問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

ビデオ:公共の水を取り戻すネットワーク グローバル戦略セミナー(英語) #bluegold #RPW


2010年2月1日〜3日、ブリュッセルにて開催された「公共の水を取り戻すネットワーク グローバル戦略セミナー」(Reclaiming Public Water Global Strategy Seminar)終了後のラウンドテーブルの様子がビデオになりました(英語)。





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2010年01月18日

『ブルーゴールド - 狙われた水の真実』監督インタビューその2  #bluegold


映画『ブルー・ゴールド-狙われた水の真実』公式サイト


東京(渋谷/有楽町/中野)で上映中の映画『ブルーゴールド - 狙われた水の真実』の監督インタビューがいくつかのウェブ媒体で読めます。


映画『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』のサム・ボッゾ監督インタビュー(上)
2010年01月16日08時25分
http://news.livedoor.com/article/detail/4552018/


映画『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』のサム・ボッゾ監督インタビュー(下)
2010年01月17日08時27分
http://news.livedoor.com/article/detail/4553073/


上記二つは、監督インタビューを共同で行なったライターの奥田みのりさんが執筆されています。ぜひ、お読みください。


そして、劇場に足を運んで、一人でも多くの方に伝えてください。


先日、地震が発生したハイチでも、水が届いていないとの報道があります。日本も阪神大震災や新潟地震で経験しましたが、水は絶対的に必要な生活インフラです。自治体をはじめとする公的機関は、緊急時に非営利ベースで復旧支援協力にあたることができます。しかし、この映画で描かれているように、水道が企業によって独占されてしまえばそうした動きは期待できず、多くの人が生命の危機にさらされます。


私たちがどのような社会を、どのような未来を望むのか、この映画を観て一緒に考えましょう。


堀内アオイ

posted by AMnet at 10:55| 水の私営化問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月14日

映画『ブルーゴールド - 狙われた水の真実』監督インタビュー #bluegold


映画『ブルー・ゴールド-狙われた水の真実』公式サイト


1月16日(土)公開の映画『ブルーゴールド - 狙われた水の真実』のサム・ボッゾ監督にインタビューをしてきましたカラオケ晴れ


↓ サム・ボッゾ監督 (Sam Bozzo - Director)

SamBozzo2.png


SamBozzo1.png


監督は公開に合わせてプロモーション来日中です。公開初日には東京の3つの映画館を回って、舞台挨拶と質疑応答を行なう予定です。インタビューはフリーライターの奥田みのりさんのご協力のもと、実現しました。取材記事の掲載が決定し次第、このブログでもお知らせしますひらめき


東京近郊にお住まいの方、今週末はぜひ劇場の足を運んでみてください映画exclamation


映画『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』 予告編




全国の公開劇場情報はこちら
posted by AMnet at 22:40| 水の私営化問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月18日

コペンハーゲンでの公正な水を求める活動報告


コペンハーゲンで開催されていたCOP15のために、世界中から主に水問題に関して活動しているNGOたちの最新情報(翻訳)をお届けします。残念ながらマスメディアにはほとんど載らない情報ですので、ぜひみなさまのつながりを活かして広めていただければ幸いです。

 ー ー ー


2009年12月18日

運動の代表としてここに集まった水の活動家たちのグループは、コペンハーゲンで成功に満ちた一週間を過ごしました。


以下は、12月15日(水の日)の集まりで読み上げた原稿を含む、簡単な報告です。


この一週間はポジティヴな共同作業と素晴らしい努力で一杯でした。交渉の中、および私たちの惑星の未来にとって決定的に重要な水について強調したことで、このように献身的な活動家たちと行動を共にできたことを誇りに思います。


私たちのメッセージは、水は、より明らかで適切な側面(生存に必要な水)に加えて、この惑星を冷ますために極めて重要である、というものです。


ここに集まったすべての人が何かを成し遂げたと感じたことでしょうが、まだまだすべきことはたくさんあります。


次の数週間のうちに、私たちは多くの人を次のステップへと招待したいと考えています。それは、水と気候に関して活動していくプラットフォームをつくることです。ここには、土地や食料、先住民の権利などについて活動する多くの組織と連携することも含まれます。


コペンハーゲンにいる間、私たちは毎晩に渡り水に関する会合を開き、私たちの活動と情報を共有しました。日が経つに連れ、ますます多くの人が参加するようになりました。


いくつかのハイライトを紹介します。漏れがなければいいのですが・・・


12月13日に、私たちは人々による会合を主催し、モード・バーロウ(Maude Barlow)氏が水と気候に関する主要な点を提起しました。また、前日の平和に満ちた行進のさなかに警察官がいたことへの非難もありました。


セッションを通して、公式会合の中と外で、水の協定(the water protocol)を推進するチームが活動していました。残念ながら、NGO(非政府組織)は最終日を含む数日間は会場から閉め出されたのです。それゆえ、政府との共同作業は中断することになりました。


12月15日には、リカルド・ペトレラ(Riccardo Petrella)氏とアドリアーナ・マルキッシオ(Adriana Marquisio)氏、そしてモード氏が出席する記者会見を開催し、メディアに対して強くメッセージを発信しました。会見は1時間以上にもおよび、多くの素晴らしい質問が飛び交いました。


そして、イエロー・ルームにて戦略セッションを持った後、ブルー・ホールにて大きな会合を開催しました。トマッソ(Tomasso)氏が場の進行役を務め、ボリビア、エルサルバドル、フィリピン、ウルグアイ、フランス、コロンビアなどからの力強い声を聞きました。可能であれば写真を送ります。


なぜ水が気候緩和にとって重要なのかを科学的に説明する重要なプレゼンテーションが、スロバキアのMichal Kravcik氏によって行なわれました。これに関してはすぐに共有したいと考えています。


閉幕を前に、事前の提案を越えて、より基本的な解決法が提出され、受け入れられました!


● ● ● 水と気候正義に関するコペンハーゲン宣言 ● ● ●

Copenhagen Water and Climate Justice Statement


際限のない成長と企業の力を基礎とするグローバル経済を推進するために、水を搾取したり、過剰に汲み上げたり、移動させたりすることが気候変動の主要な原因となっている一方で、


温室効果ガスの排出が引き起こす気候変動が、氷河や淡水システムを破壊し、世界中で最も脆弱な何十億という人々と生物に多大な悪影響を及ぼしており、


高まる水不足に対応するために、水を最も高値を付けた人に売りつける市場商品にしようとする動きがあり、何十億という人々が水への基本的人権を否定されようとしている現在、


世界中から集まった公平な水を求める運動である私たちは、気候正義のために連携しました。そして、グローバルな淡水危機が国際連合の交渉プロセスのなかに組み込まれ、気候変動の明確な原因であり、気候緩和のための疑う余地のない分野であると位置づけることを求めます。


世界の淡水資源は、コモンズ(共有財)であり、公共信託であり、地球やすべての種、未来に属する人権/権利であると宣言されなくてはなりません。水は個人的な利益のために私営化されるべきでは決してありませんし、支払い能力がないからといって生活のための水を否定されることがあってはなりません。


水は海に流れて行く権利を有していますし、保全され、汚染から保護され、気候変動の最も悪い影響を緩和するために貯水池に貯められなければなりません。その間に、世界はエネルギーの持続可能な未来へと転換していかなければなりません。


私たちは、水と気候のプラットフォームを作り出し、水と気候正義のための共同作業を続けて行きます。

(宣言文終わり)


少しだけ一般的なコメントを挟まさせていただくと、この日、資本主義的/消費型/企業支配によってもたらされる死の螺旋から私たちを引き上げる任務を、世界の指導者たちが担うかどうかを見極めることでしょう。どうやら見通しは暗いようです。


さらなる市場の活用と企業支配に基づくひどい交渉は、市場や複雑なデリバティヴをより多く含み、厳格な削減目標は盛り込まれないようです。裕福ではない世界に対してぶら下げられたニンジンは、何十億ドルという資金やオフセットです。これらは本質的には、約束された資金移転を通した賄賂であり、避けるべき過剰な有毒ガスを私たちが未だにまき散らしていることを参加国が見落とすよう仕向けています。


明らかに、私たちにはやらなければならないことがまだまだあります!


アニル・ナイドー(カナダ人評議会、Blue Planet Project)


http://www.canadians.org/
http://www.blueplanetproject.net/



(翻訳:AMネット 堀内 葵)

原文(英語)はコチラから
posted by AMnet at 23:00| 水の私営化問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月12日

コペンハーゲンで公正な水を求めます


12月7日(月)より、デンマーク・コペンハーゲンにて、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP 15)が開催されており、世界中から水に関する活動をしているNGOが集まり、キャンペーンを繰り広げています。「公正な水を!公正な気候変動対策を!」という主張のもと、さまざまなイベントが開催されています台風


コペンハーゲンに行けない人はオンライン署名という参加方法もあります。そのうちの一つをご紹介〜位置情報


署名締切は12月14日(月)、目標数は1000なので、ぜひご協力をお願いします!


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コペンハーゲンで公正な水を求めます

A call for Water Justice in Copenhagen
http://www.thepetitionsite.com/1/Water-Justice-in-Copenhagen


世界各地から集まった公正な水を求めるムーブメントである私たちは、コチャバンバ、プラチマダ、ハサンキエフ、ナルマダ・ヴァレー、そしてコチャバンバ、南アフリカ、フィリピンで水を守るための共通の抗争を繰り広げ、メキシコシティ(2006年)やイスタンブール(2009年)でのもう一つの水フォーラム宣言を共同で実行するための参加にエネルギーを注いで来ました。私たちはここに以下の原則を共有していることを再び宣言します。


・水は基本的・分離不可能な人権です。すべての人間が基本的要求を満たすための水へのアクセスを持つべきですし、社会・経済そして文化的に尊厳を持った生活を保障されるべきです。


・水は共通財であり、私たちすべてにとっての遺産です。水は、生態系とすべての生命が持続可能であるために必須です。水の枯渇や汚染を防ぎ、将来の世代に残しておくことは、私たちの基本的な義務です。


・水の民主主義は、水危機を解決する中心にあります。水資源の(多様な使用のための)保全、開発、管理は利益主導で行なわれてはなりません。それは、公的で、コミュニティーに根ざし、透明性のある、参加型で、責任の明確な形で行なわれるべきなのです。すべての公的な地方・国家・国際機関は、平等で、持続可能な水ガバナンスを執り行う責任があります。


以下のことを認識した上で、


・コペンハーゲンの国連気候変動枠組条約締約国会議は、人類とこの惑星に住むすべての生命の未来に影響を与える最も重要な世界的交渉の場であり、

・現在の交渉は(すべての生命の基礎となる)水に関して触れておらず、気候と水危機の決定的な関連性にも言及せず、

・気候変動が水に与える影響は、農業や何十億という人々への食料保障に直接影響します。農業セクターは、世界の水使用の70%を数え、気候変動の影響を受けるばかりでなく、それを和らげることに役立ちます。

・「持続可能で多面的機能を持つ農業2013-2018」という、土地・水・生物資源の統合的管理を目指し、公平な方法で保全し持続させる戦略です。これはその適用と縮減において、気候変動の解決法の中心です。

・水は、気候により少ない影響を与えるエネルギー生産やエネルギー資源使用のために活用されるべき資源であるとまず捉えられています。それに対して、エネルギー資源は負の影響があり、ときには水への影響も含まれます。

・世界水フォーラムがイスタンブールで発表した宣言は、新規ダムの建設による水力発電生産やバイオ燃料を含む水を浪費する工業的農業生産を増やすことで水資源を不当に使おうという意図を持っています。水資源に負の影響を与える原子力発電を復活させようという動きもあります。

・2015年までに飲料水へアクセスできる人を50%増やすという「ミレニアム開発目標」を達成するために、市場に基づいたアプローチが模索されていますが、これは完璧な誤りです。


私たちは以下のことを要求します。


コペンハーゲンの気候会議(2009年12月7日-18日)に出席する各国政府は、


・水を交渉議題に載せること。気候に関するグローバルな合意はルールや公平原則、持続可能性、民主主義が含まれなければならず、私たちの水や土地、生態系の健康を守るためのものでなくてはなりません。


・生態系を守るために、生態系アプローチを適用と縮減に採用し、長期に渡る気候回復と健康な淡水生態系を維持しなければなりません。


・化学や水の集約的使用に依存した工業的農業ではなく、生態系に配慮した農業を支援しなければなりません。


・すべての国が拘束を受け、国連の下に設置され、2012年の交渉終了までに承認されるような世界水協定のドラフト作成に向けた作業部会を創設しなければなりません。


・国連一般総会を通して、コペンハーゲン気候会議の結論を踏まえて、世界水機関を設置し、正当性のない世界水フォーラムにとって替わらせなければなりません。このような機関は、水資源に関する世界大での活動や協力のための効果的なツールとならなければなりませんし、巨大な営利企業やビジネス界の思惑から独立していなければなりません。そして、対立防止や解決権限を持たなくてはなりません。


公正な水を求める弁護士、活動家、機関などに代わって、署名人は、コペンハーゲンでの政府間会議や市民社会が組織するその他の場所で、この声明文の要求を推進し、支援するために参加することを表明します。


ウォーター・ムーブメント・イタリアン・フォーラム(Water Movements Italian Forum)

ブルー・プラネット・プロジェクト(Blue Planet Project)

セヴィ(CEVI)

フランス・リベル(France Liberts)

ワールド・ポリティカル・フォーラム(World Political Forum)

農業・貿易政策研究所(Institute for Agriculture and Trade Policy)

イニシアティヴ・トゥ・キープ・ハサンキエフ・アライヴ(Initiative to Keep Hanankeyf Alive)

IERPE(IERPE)

カナダ人評議会(Council of Canadians)

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堀内アオイ

英語版はコチラ
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