「子どもの貧困 in Japan Part2 −心にも広がる貧困−」を開催しました。
Part1から1年あまり。
前回は、日本の子どもの経済的な貧困を柱に現状をお伝えしました。
でも今、人と人とのつながりが薄れたと言われる社会の中で、悲しい事件が続く現実を見るにつけ、心の中にも貧しさが広がってきていると実感します。
学習会では、子どもや親が社会で置かれている現実を、「こころ」の面から考えてみました。
虐待、というと特別な親の問題、と考えがちですが、地域のつながりが薄れ始めた今の社会では、「どんな親子の間でも起こり得る」問題になってきています。
20年前と比べて、孤立感やいらいらを感じている親が3倍に増えているという統計もあり、それをそのまま放置することによって、孤立が深刻化し、虐待のような大きな問題に発展することがある、
と認識され始めています。
最近では「孤育て」という言葉も生まれているようです。
学習会では、実際の統計を紹介し、地域住民が参加する取り組み例や、他国の状況等を紹介しながら、自分たちの身近なところをふり返って考えてみました。また、無償の活動という面についても考えました。
社会で人と人とのつながりが薄れてきたことは、グローバル化によって、人と人との関わりの形が変わってきたのだと思います。
AMネットとしては風変わり?なテーマでしたが、「なぜこれほどに社会が変わってきたのか」、「つながりを取り戻すために、私たちに何ができるのか」、ということを、1人1人が考えてみるきっかけになれば、と思います。
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また、今回は、AMネットの総の後、同じ会場で開催されたこともあり、いつもに増して多彩な顔ぶれ?の方にご参加いただきました。
皆様、どうもありがとうございました!
AMネットの学習会シリーズ2 は、これで終了です。
またシリーズ3 も計画していますので、どうぞご期待ください!
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これからも、多くの皆様と一緒に学んでいきたいと思います。
(AMネット事務局・渡里)