2009年12月15日

川上豊幸のジュネーブ日記(WTO閣僚会合)


AMネット理事・川上豊幸のジュネーブ日記第2弾です。11月28日から12月4日までまとめて掲載!

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11月28日(土) 夜 ジュネーブ到着、宿にタクシーで直行。


11月29日(日) 午前 WTO閣僚会議への参加のためにバッジを取りにWTOへ。登録場所は、WTOの目の前。WTOにも入れたので、中に入ってみました。会場付近で行われていたOWINFSの準備会議に参加。WTOのNGO向けブリーフィングに参加。


11月30日(月) WTO閣僚会合の初日。開会式には限られた人数のNGOしか入れないとのことになっており、会場の外から見物。NGOネットワークである「私たちの世界は売り物ではない(Our World Is Not For Sale、OWINFS)」のアクションの写真を撮る。NGOとの会合が最終日にしか設定されていないので、毎日か、少なくとも今日明日のうちに一度会合を設定するように求めるが、体制が整っていないとのことで実現せず。代わりに日本のプレス向けブリーフィングに参加させてもらえるようにお願いした。また、South CentreThird World Network(TWN)などによる途上国によるSSM(特別セーフガード措置)に関するセミナーに参加。


12月1日(火) 引き続き、日本のプレスブリーフィングへの参加を求めるものの、調整がつかず、結局参加できず。OWINFSの会合に参加。夕方のWTOのNGO向けブリーフィングに参加。


12月2日(水) 南アフリカの大臣も出席していたSouth Centre、TWNなどによる非農産物市場アクセス(NAMA)のセミナーに参加。午後のWTOのNGO向けブリーフィングに参加して閉会式のバッジを入手。担当課長と、ジュネーブの日本代表部にて会合を1時間程度持つ。


12月3日(木) 予備日、休暇。近辺散策。


12月4日(金) 移動日。コペンハーゲンへ移動。

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2009年12月01日

WTO閣僚会議初日


今、ジュネーブでWTO閣僚会議の一日目が開催されています(12月1日)。


 現在、全体会議が開かれており、これについては、ウェブサイトでライブ中継されています。


 実は、NGOは、全体会合への参加人数が制限されているので、会場には入れず、また、ときどき、フランス語やスペイン語などでしゃべる方がおられるので、英語の通訳がついているウェブサイトを見ています。たぶん、録画されて、何日間は見られるようになっていると思います。英語とかですが・・・。

http://gaia.world-television.com/wto/20091130/plenary_session/min09_webcast_e.htm


 デモのこととかがニュースになっているようですが、暴徒は特定の集団(「資本主義に死を」など)で、そのおかげで、平和的にデモを行っていた人々が警察からの報復を受けるという事態も起きています。もしや警察と、ツルンでいるんじゃないのかと疑いたくなるタイミングの良さなんだそうです。彼らがWTOへのデモのイメージを作ってしまうという意味でも、迷惑千番という意見も出ておりました。


 どうしてもメディアは、そちらを撮りたがりますが、一緒にされるのは困りものです。


 私が参加しているOur World Is Not For Sale(私たちの世界は売り物ではない)というネットワークのコア・メッセージは、「WTO Turn Around」で、これは、シアトルのときから続く、「No New Round, Turn Around」と同じで、方向転換すべしというものです。とりあえずは、ドーハ自由化交渉を一旦打ち切り、途上国の発展支援のためとして開始したドーハ開発アジェンダのあり方を見直すことから始める必要があるのではないでしょうか?

AMネット理事
川上豊幸



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