2012年12月10日

【参加してきました!12/8-9】その1. 国際理解連続講座  日本の農村×世界=さまざまな「つながり」

12/8(土)-9(日)に、泉京(せんと)・垂井の連続講座
「衣服からひも解く世界とのつながり」に参加してきました!

詳しくはコチラ ↓↓↓
http://am-net.seesaa.net/article/304487754.html

繊維産業を通して、世界とのつながりを学んだ今回の講座は
岐阜駅前のアパレル問屋街からスタートしました。
日本屈指の問屋街だっただけあって、いくつもの通りに分かれている問屋街は、店舗が並ぶ通路が
縦に横に延びてまるでモロッコで見たメディナの様。
ほとんどの店舗が、土日休業のため平日の様子がわからなかったのが残念ですが、
最盛期には1600軒ほどあった問屋が、現在は300軒弱に減少しているとのこと。
戦後の焼け野原から始まり、国内需要を満たし繁栄して来た岐阜の繊維産業も
中国との国交正常化を契機に中国を始めとするアジアの国々からの輸入が増え、
工場も海外移転するなどグローバル化という名の下で衰退(変化?)していったとのことでした。
少しでもコストを下げたい企業。少しでも安くて良い(便利な)ものを買いたい消費者。
一見お財布にとっては居心地の良い考えだけど、結局そんなに必要でもないものを持っていたり、
再利用できるものでも使い捨てにしてしまったり。反省することの多い内容でした。

今回とても印象的だったのは、AMネットの理事でもある神田さんが言われていたこと。
産業が栄えたのもそれ以前から「変化(Reborn)」したから、今も「変化(Reborn)」が必要なのかもね。
そう考えると、これから新しい事ができるんだってワクワクするよね。って。(たぶんそのような事・・・(^^;)
単純な私は、そうだそうだー!!って、ワクワクして一人こんなだったら良いなの妄想を膨らませてます。笑

他にもたくさん心に沁みた事がありました。
・歴史をひも解くことの大切さ
・グローバルなつながりを想像することの大切さ
頭で分かっていても中々日常生活では考える時間がなかった私ですが、
目の前にあるものとつなげてお話を聞いたり、他の方の考えを聞いて、
改めて考え続けることの大切さを知りました。

(ハラダ)
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2012年01月21日

淀川流域・神田さんフィールドワーク♪

先週15日にAMネット理事の神田さんと学生のフィールドワークにお邪魔させて貰いました。
知識の乏しい私としては、資料館も博物館も解説をしてくれる人がいるのと
いないのとでは、休園日の遊園地と営業中の遊園地くらい楽しさ&学びの深さが違う!
と毎回思うのです。

さてさてあそこは・・ そうそうここは・・・と街中を歩いていても
存在に気がついてさえなかった標識や建造物、イロンナモノのストーリーを教えて貰える。
学生ってうらやましいぃ!

さて、ステキな解説者と行くフィールドワーク、たくさんの事を知りました。
キーワードは、、
取水問題(http://suido-ishizue.jp/
ヨハネス・デケーレ(http://p.tl/wxTL
巨椋池(http://lakugaki.web.fc2.com/oguraike/oguraike.htm
伏見港(http://p.tl/0djL
橋本etc..

一番印象に残ったのは
淀川流域を行き来していた船のこと。
長い間たくさんの人が船に頼って生活していた。
船との生活を楽しんでいた。
歴史のある文化なのに、そのことを知らなかった。
埋め立てられた土地のことも、本で見たり聞いたりはしたことがあった気もするけど、
実際その場に立ってここがね。。。と言われても、地形も変わり
コンクリートで固められた水際を見ても想像力が働かない。
どこか遠い国の話を聞いている気分になった。

災害や水不足は怖いけど、水を制するのではなく、水と上手く付き合っていく方法を考えていけたらな。
できれば楽しい方法で。

そんなことも、実際に外に飛び出してみるからこそ分かること。
やっぱりフィールドワークは楽しい!

お勉強した後は(そんなにしてないけど)、酒蔵勉強。
自分においしいお酒と楽し時間のご褒美。笑

また、お誘いください。って、お願いしておかないと。
このブログを読んでくださったかたも、ぜひぜひAMネットのフィールドワークに
ご参加くださいね。
間違いなく得るものは多いですよ〜。

ハラダ
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2011年06月01日

【報告】今、国際人材として知っておいてほしいこと〜社会貢献・国際協力入門講座〜第3回格差ってなに?私たちに何が出来るの?」(神田浩史・AMネット)


こんにちは。ハラダです。

先週5月25日(水)に行われた、
パナソニック提供龍谷講座in大阪の第3回 「格差ってなに?私たちに何が出来るの?」に参加してきました!
http://rec.seta.ryukoku.ac.jp/panasonic/

講師はAMネット理事の神田浩史さん。

前回の流れを受けた内容でしたが、
今回から受講した私にもわかりやすい導入で助かりました (^^;

飢餓人口の増加、環境破壊、南北格差など世界で起こっている問題と私たちのライフスタイルは無縁ではない。

現状を良くするために、私たちに何が出来るだろう?をテーマに、
5-6人でグループになってワークショップを行ない、各グループ一押しの手段を発表しました。

「地域単位、流域単位で暮らしていた頃の日本は自然の法則の中で循環し、持続可能な生活を送っていた」という神田さんのお話を聞いた後だったからかもしれませんが、8グループくらいあった中、私のグループも含めてほとんどが「地産地消」をあげていました。他にも「省エネ」「フェアトレード」などの意見もありました。

全部を「地産」のものに変えるのは難しいですが、出来るところから少しずつ。
地道なようでも堅実な方法を続けていくことが大切なんだな。と改めて思いました。

初めてお会いする方々とのワークショップは20分ほどでしたが、
私にとって新しい視点や知識をたくさん貰えて、楽しくて刺激的でした。

<おまけ>

先日、実家の田植えを手伝ってきました。
そしてついに、3年越しの夢だった「田植えマシーン」を運転させてもらえました!!!
私の植えた苗たちの写真を掲載します♪
秋にはおいしいお米が出来るはず!!
目指せ一等米!
自分が関わると一気に愛おしく思えますね。


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2011年05月15日

【写真up!】行ってきました台湾素食(スーシー)めぐり

こんにちは。
AMネット事務局のハラダです。


taiwan1.png


先日初めて台湾へ行ってきました!
目的は、食材仕入れ。
ベジタリアン率が高いとウワサで聞いていた台湾。
食堂も、屋台も食事に困らないくらい”素食”といわれるベジメニューが用意されてました。
スーパーやコンビニにも、陳列されているたくさんの”素食”食品。

taiwan4.png

調べてみると、台湾のベジタリアン比率はアジアではインドの31%(他説では60%)に次いで、2番目の10%。


最近では日本でも、食品アレルギーを持つ人が増え、食生活への偏見も薄れきているとはいえ、まだまだ菜食=宗教として考えられることが多いですから、お隣の国台湾の状況にはビックリです。

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ならばよその国ではどうなんだ??


ベジタリン人口を調べてみると
欧州ではベジタリアン人口比率 4−10%ほどの国がポツリポツリ。
アメリカでは約4000万人が、週に4回以上肉類と魚介類を食べないようにしているとか。
人口の約15%(約480万人)がベジタリアンで、そのうちの半分以上の人は「健康のため」にベジタリアンになったという調査結果もあるようです。(全ての数値は諸説あるのでご参考まで)


その他に、菜食を促進している取り組みもありました!

【台湾政府】
地球環境保護のために、毎週月曜日にお肉を食べない「週一無肉日」を国民に促進。

【ベルギー、ゲント市】
「肉の生産が温室ガスの5分の1を排出している」という国連の見解を受けて「Vegetarian Thursday」(すべての公共機関、学校での肉食を禁じる日)を制定。

【イギリス、ロンドン発】
ポール・マッカートニーらが始めたキャンペーン「Meat Free Monday 」がアメリカ、オーストラリアに広がり、月曜にお肉を使わないメニューを用意したレストランが増加。

などなど。


AMネットの学習会やイベントでも話題に上がっている、「バーチャルウォーター」「フードマイレージ」「食料問題」から考えてもベジタリアン食はなかなかいいと思うんだけど。。。


昔からお肉や魚を食べてたし、食文化(食生活?)は強制されるものではないだろうけど、
台湾で素食の気軽さに感動した私は「菜食主義 vs 肉食」ではなく、お肉や魚介類を使わない食事が当たり前のように、もっともっと日本のお店での選択肢が広がれば良いのになと思いました。


ちなみに台湾からの帰り道、荷物が日本を出たときの3倍に増えてました。笑


ハラダ

<おまけ>

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posted by AMnet at 19:13| スタッフのつぶやき(原田) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月30日

関西NGO大学第4回〜参加報告


すっかり遅れてしまいましたが、先日(12月19日〜20日)参加してきた、第23期関西NGO大学第4回「とってもええこと?“エコ”活動〜エコ活動の表と裏〜 の報告をいたしますexclamation×2


発題者の田中優さん(未来バンク事業組合理事長、日本国際ボランティアセンター理事)のお話は
「温暖化」「エネルギー問題」「戦争」、それらにまつわる「お金の問題」と、広範囲に渡る内容のものでした。


雪冠をかぶったキリマンジャロの写真が映しだされ始りました。
乾季には ほとんど雨が降らないサバンナ。
そんな過酷な環境で動物たちが生き続けてこられたのは、キリマンジャロから流れ出る雪解け水のおかげ。
ところが、次に映しだされた写真にはほとんど雪がありません。
同じ季節に撮られた写真なのに。。。。
その間、たったの7年。
現在の水量で、一体どれだけの動物の命を支える事が出来るんでしょう?


続いて流氷の写真が映し出されます。
流氷の上を犬ぞりで移動し、アザラシ猟を行うイヌイットの人たち。
今では、流氷が溶ける時期が早まった事で狩猟可能な期間が短くなり、渡り鳥猟を始めているそうです。
さらには、流氷の上で子育てを行うアザラシ達にも繁殖・生存の危機が迫っています。
そして、先日ニュースで話題になっていた、白くまの共食い。


各地で温暖化の「しわ寄せ」が問題になっているのに、
なのにナゼ、温暖化は重要視されて来なかったのでしょう?


自分たちには関係ないから?
「TVの中の出来事」と思っているから?


田中優さんのお話は続きます。


現在使われているエネルギーの問題、
石油を筆頭に、天然ガス・パイプライン・鉱物・水といった資源の獲得争いが、紛争の火種になっていると


ex)ウィグル自治区 ー 天然ガス、油田 etc
  チベット ー 鉱物資源、油田、水 etc


しかも、紛争・戦争は、人の命を奪うだけでは無く、
エネルギーの大量消費、二酸化炭素の大量排出で地球の寿命まで縮めている
と話されます。


今まで気づきませんでしたが、言われてみると「なるほど」です。
8時間(最高速度)の飛行で、日本人1人の一生分の二酸化炭素を排出する戦闘機F15が空を飛び交い、地上では燃費250m/Lの戦車が走りまわる。


莫大な軍事費を掛けて何をしているんでしょう?


田中優さんの言葉が浮かびます。


自然エネルギーにシフトしていく事で世界の紛争を終わらせれるのでは?


でも、地球に住む生物は意思を固めたんですね
『お互いに助け合わず、殺しあおう』
みんなで滅びよう!と決心した
自殺の惑星


そんなことは無い!!!そう叫びたいところです。


が、自分の知らないところで戦争に加担している事を知りました。
みなさまは、自分の預金の使われ方、ご存知でしょうか?


以前、郵便貯金が戦争資金に充てられていた事を聞き、もしかしたら?と思いつつも、利便性重視で銀行を決めていました。
銀行を貯金箱の様に思っていましたが、「預金も投資」だと考えると調べて選ぶのは当たり前ですよね。。。


そして話は私たちの生活に欠かせない「電気」の話になっていきます。
原子力、火力から、風力、水力、地熱、太陽etc..の自然エネルギーを用いた発電方法の話を聞いている時、普段自分が使っている電気がどうやって発電されてるのか気に留めていなかった事に気づきました。。。
毎日お世話になっているのに、なんとも無責任な話です。
(関西電力は50%が原子力発電ということでした。)


家庭内の電力消費、四天王のお話。

(1)エアコン
(2)冷蔵庫
(3)照明
(4)テレビ

家電の省エネ化が進み消費電力が、'95年製品と比べ冷蔵庫90%カット!
そのほかでも50%カット!
貯めて置けれなかった電気が貯められる!?
しかも半永久的に使えるバッテリーが開発されたそうです。


他にもいくつかの明るい事例が挙げられていきます。

埼玉県小川町プラントの例(NPOふうど

団地から生ごみを貰ってくる
   ↓  
空気に触れない(大きな風船の中に入れる)形で発行させる
   ↓
バイオガス・メタンガス(都市ガス)
   ↓
発電機を付け、発電した電気は東京電力へ販売
   ↓
最後に液体肥料が残る(有機農家に販売)


この仕組みの原料(生ごみ)を出してる団地の人たちには地域通貨を渡し、お祭りの日に市場に持っていくといろいろな野菜とお米等と交換してもらえるそうです。


ゴミが無くなって、ガスが採れて、電気が採れて、熱が採れて、化学肥料がいらなくなって、しかも有機米、有機野菜が採れる/貰える。


なんて賢い!! 私も、その団地に住みたいです!


営利目的で出来ている事は、非営利でも出来る!!
違いは出資者に配当金が無い事。


その信念に基づいた、優さんが関わられている活動

未来バンク
非営利の住宅会社 etc...

分かりやすい説明を聞いていると、すごく簡単な様に思えてしまいますが、本当に行動に移して事業を成立させてしまうところがすごい!!


お話をされていく言葉の中に、いくつも心に残る言葉がありました。


1つは「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」
意味は、小さい点1つ1つは正しいと思っていても、全体を見ると間違っている。と言う事だそうです。


それって、とても悲しい事ですよね。


そして何度も繰り返し言われていた言葉

「原因を間違えると解決策も間違える」

キリマンジャロの写真から始まった今回のお話。

「温暖化」「エネルギー問題」「戦争」「お金の問題」

なんて広範囲の内容なんだ。と思いましたが、それぞれの問題が密接に関係しているからこそ、どれも抜かす事は出来ないってことですね。


私たちは1日過ごす中にも、沢山の選択をしながら暮らしています。
エビアンを飲むのか、六甲のおいしい水を飲むのか
車に乗るのか、電車に乗るのか
一枚多く着るのか、設定温度を1℃上げるのか


そんな些細な選択一つ一つが、どこか遠い国に住む人の生活、
関わる企業の方針に影響しているんですね。


二酸化炭素排出量、世界第5位の日本(2006年度)。
サバンナの動物たち、イヌイットの人たちの問題は「TVの中の出来事」でもなく、「私たちに関係ない」事でもありませんでした。


私たち1人1人の力は『微力』だけど『無力』ではない。


何に対してもですが、結果が直ぐに見えない時
自分のしている事に意味があるのかい?と心が折れそうになってしまう私には、今回一番心に響いた言葉です。


できる事から、できる事だけでも続けていく事
些細な事でも、周りの人と声を上げて広めていく事


それって、やっぱり大事なんですね。


微力であっても、無力とは違うから。
最後には「明るい明日」が見えて来る様なお話でしたぴかぴか(新しい)


今回の講座内容は、コチラの本が元になっているそうです。


地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか (扶桑社新書)


『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』(扶桑社新書、2007年)


↓ グループで振り返り中


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私の居たグループは、もっぱら「ピークオイル問題」と「資源争い」の話題でした。


優さんのお話の後は、今回から始まるNGO大学のグループワークについて説明がありました。


↓ グループワークについて説明する浜本副校長(大阪YMCA


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昨年のグループワーク発表の紹介

↓ パームオイルの問題点を伝える人形劇


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インフォメーションタイムには、嶋道さんがしっかりAMネットの宣伝してくれましたぴかぴか(新しい)

↓ 

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それでは 皆様良いお年を!!

来年もよろしくお願いいたします。

posted by AMnet at 20:02| スタッフのつぶやき(原田) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする