2010年12月24日

おススメ書籍紹介:『どうなっているの?日本と世界の水事情』(神田浩史ほか、アットワークス、2007年)


どうなっているの?日本と世界の水事情
グローバリゼーション × 水 × 市民・NGO


神田浩史・佐久間智子・松平尚也・山本奈美

アットワークス、2007年


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連日報じられる水に関するビジネスチャンスのニュース。そんな中、本書では市民の視点から見た水の問題が分かりやすくまとめられている。

水事情の基礎知識、北海道北見市の断水事故や群馬県太田市の業務委託などの具体的事例、世界で水道が私営化された後に起こった問題まで、既にある失敗事例を知り、そこから何を学ぶべきかを考えることのできる一冊。

NGOや研究者、現場労働者など、様々な立場からリレー方式で書かれており、水問題の入門編としても最適。

(AMネット理事・武田かおり)
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2010年01月13日

【書籍紹介】『グローバル化時代の公共性へ 水・環境・アジア』


西原和久編・羅紅光・嘉田由紀子・宇井純『グローバル化時代の公共性へ 水・環境・アジア』(新泉社、2007)


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この本は2005年に名古屋大学で行なわれた公開シンポジウム「環境問題と公共性ーアジアから考える」を基に構成されています。


東南アジアのメコン川流域でのさまざまな交流やセミナーを通して水環境の豊かさを調査してきた羅教授(中国社会科学院社会学研究所)は、豊かな国と貧しい国のどちらもが環境問題を引き起こしていること、また過剰な国家の台頭により人々が社会的な責任感や信頼を失ってしまっていることといいます。それにより公共性が国家と市場に独占されてしまい、中国では「社会」がなくなっている、との指摘は刺激的です。


シンポジウム当時は京都精華大学教授で、現在は滋賀県知事として行政に関わる嘉田氏は「近い水/遠い水」という言葉で、人々の生活と水との関わりの変化を説明します。


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